tomcat導入記

2004.4.30 初版公開
2005.2.4 後日談追記

前書き

突然ですが、tomcat5.0.19 を導入しました
これで JSP(JavaServer Pages) が使えるようになります
さらに、apache と連携させるため、mod_jk2も必要です
OSは、Fedora core1を使用しています
apache は、Fedora core1 に含まれている 2.0.48 を使用しています

前提条件

tomcatのダウンロード


jakarta-tomcat-5.0.19.tar.gzを ダウンロードします


展開


/optに展開します
# cd /opt
# tar zxvf jakarta-tomcat-5.0.19.tar.gz


パーミッションの変更


パーミッションを変更します
# cd /opt
# chmod apache:apache jakarta-tomcat-5.0.19


シンボリックリンク


シンボリックリンクを作成します。
# cd /opt
# ln -s jakarta-tomcat-5.0.19 /opt/tomcat


環境変数追加


tomcatを、ユーザ apache の権限で実行させたいため、下記の行を apacheのプロファイル /home/www/.bash_profile に追加します。
CATALINA_HOME=/opt/tomcat
export CATALINA_HOME


tomcat起動


apache の権限で tomcat を起動します
# su - apache -c  /opt/tomcat/bin/startup.sh


テスト


標準で用意されているトップページが表示されれば、問題なく起動しています。
# mozilla http://localhost:8080


mod_jk2のダウンロード


mod_jk２を ダウンロードします


展開


/optに展開します
# cd /opt
# tar zxvf jakarta-tomcat-connectors-jk2-src-current.tar.gz


mod_jk2のコンパイル


mod_jk2をコンパイルします
# cd /opt/jakarta-tomcat-connectors-jk2-2.0.4-src/jk/native2
# ./configure --with-apxs2=/usr/sbin/apxs
# make


mod_jk2.soをコピー


mod_jk2.soをコピーします
# cd /opt/jakarta-tomcat-connectors-jk2-2.0.4-src/jk/build/jk2/apache2
# cp ./mod_jk2.so /usr/lib/httpd/modules


httpd.confの編集


/etc/httpd/conf/httpd.conf に、下記の行を追加します
LoadModule jk2_module modules/mod_jk2.so


httpd.confのチェック


httpd.confに、問題がないことを確認します
# /usr/sbin/apachectl -t
Syntax OK


workers2.propertiesのコピー


workers2.propertiesを、httpd.conf が格納されているディレクトリにコピーします
# cd /opt/jakarta-tomcat-connectors-jk2-2.0.4-src/jk/conf
# cp workers2.properties /etc/httpd/conf


workers2.propertiesの編集


apacheに対して、http://localhost/test/*/*.jspへのアクセス要求があったときのみ、tomcatで処理されるように 設定しま す。
下記を/etc/httpd/conf/workers2.propertiesに追加します。
[uri:/test/*.jsp]
info=Map the whole webapp


コンテキストの設定


jspのファイルを格納するディレクトリの指定と、ブラウザからアクセスされる際のパスを指定します。
/opt/tomcat/conf/Catalina/localhost/test.xmlを下記の内容で作成します
<Context path="/test" docBase="/var/www/html/test">
</Context>


tomcat再起動


tomcatを再起動します
# cd /opt/tomcat/bin
# ./shutdown.sh
# ./startup.sh


apache起動


apacheを起動します。
# /etc/init.d/httpd start

※再起動したい場合(再起動に必要な時間が短縮されます)
# /usr/sbin/apachectl -k graceful


確認


tomcatとapacheの連携が正常に行われていることを確認します
# mozilla http://localhost/jkstatus


確認その2


jspが動作することが確認します。
(jspのファイルは、あらかじめ所定の場所に格納させておきます)
# mozilla http://localhost/test/test.jsp

これで、導入完了。

後日談

この方法で、jakarta-tomcat-5.5.4 と jdk1.5.0_01 の組み合わせでも動作するようです。

参考文献

Ｊａｖａサーブレットプログラミング第２版 Ｊａｖａサーブレットプログラミング第２版

著者：ジェイソン・ハンター / ウイリアム・クロフォード
出版社：オライリー・ジャパン／オーム社
本体価格：5,200円

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